
(投稿日 : 2008/7/2(水) 19:01 -.)
ネットの闇から子どもを救え!
?有害サイト・ネット犯罪から子どもを守ろう?
これまでインターネットに潜む危険性を書いてきましたが、それだけを見ればインターネットは子どもにとって悪という結論になるでしょう。
しかし、インターネットの普及で社会が発展し、私たちの生活が便利になっているのも事実です。子どもにとっても、使い方次第では個人の能力を伸ばすツールとなるべきものなのです。
「子どもに携帯を持たせないようにしよう」という動きがあります。この混乱した状況では無理もない話しですが、無菌室で育てても彼らはいつかインターネットと出会い、共存していくのです。
では、できるだけ安全に子どもにネットを使わせるにはどうしたら良いのでしょう。有効な手段としてまずはフィルタリング(有害サイトブロック)ソフトの導入があげられます。
パソコンと携帯では導入方法が違います。パソコンのフィルタリングソフトは市販されています。またプロバイダ(インターネット接続業者)の多くがサービスを提供しているので、契約しているプロバイダのホームページをチェックしてみてください。
Yahoo!やMSNは無料で提供しており契約者でなくとも利用できます。しかしソフトによって機能やサポート体制に差があり、パソコンの動作環境が合わない場合もあるのでよく調べましょう。利用料金は有料のものでも月額にして数百円程度です。
携帯は今年2月から親が不要と申し出をしない限り、未成年の携帯にはフィルタリングを原則適用する事になりました。新規契約の携帯だけでなく、既存の未成年ユーザーの携帯にも告知を行い、導入の促進を呼びかけています。
まだフィルタリングせずに子どもに携帯を持たせている方は、必要ならば携帯会社へ連絡するか、ショップで尋ねてみましょう。携帯のフィルタリングは無料です。
パソコンのフィルタリングは、親の判断で子どもの成長に応じてフィルター強度を調節する事ができますが、携帯にはその機能がありません。
フィルタリングしてしまうと、子ども達が勝手に作っていたほとんどのサイトを閲覧できなくなります。今まで楽しく使っていた子ども達からはブーイングの嵐です。
しかし「うちの親はなんも知らんけん、丸め込んで解除してもらった」という子どもの声がちらほら。これは問題です。
フィルタリングソフトを導入したからと安心してはいけません。有害サイトは毎日星の数ほど生まれます。フィルタリングソフトが完全にブロックする事は不可能です。
最後の砦になるのは人間が行う心のフィルタリングです。ネットの中でも誹謗中傷は許されないし、実社会と同じでネット社会にも悪い大人がおり、子どもを犯罪に引きずり込もうとする罠がある事を教え、自己防衛しながら活用する術を身につけさせなければいけません。
必要ならば家庭でネット利用に関してルール作りをするのも良いでしょう。パソコンや携帯を子ども部屋に持ち込まない。ネット閲覧は親がいる時にする。利用時間を決める。個人情報を書きこまない、人に教えない。面と向かって言えない事はメールや掲示板に書かない。判断に迷うことや、困ったことがあったらすぐ大人に相談するなど、子どもさんの成長に合わせて話し合ってみてください。
インターネットでしか本音を吐けない子ども。メールの返信は5分以内が友達の証。携帯は命の次に大事。そんな子どもを見ていると、どんなに楽しそうにやり取りをしていても、どこかしら空虚感が漂っている気がします。
彼らはネット社会に何を求めているのでしょう。自分の居場所?実社会にはありませんか?大人は彼らにどのように手を差し伸べればいいのでしょうか。
この状況に少しでも違和感を覚えたならば、ご自身でインターネットをもっと使ってみてください。何で子どもがここまで夢中になるのか、どういうアクションが危険を招くのか。その体験が子どもを理解し、説得する力になると思います。
私たち大人はデジタルとアナログ両方の良さを教え、パソコンや携帯の向こう側には血の通った「人間」がいる事を伝えていきましょう。子どもが安全にインターネットを使える社会が少しでも早く確立される事を願って。
井島信枝〈Ijima Nobue〉
◆子どもねっと会議所 代表
◆2007年6月に立ち上げて以来、子どもを持つ親を始め、子育て支援中の方・教育関係者の方々に対してインターネットの安全な環境作りに必要なことをセミナーなどを通して啓蒙している。
セミナー・イベントの企画。
◆HP http://kodomo-net.com/


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