
(投稿日 : 2008/6/16(月) 17:24 -.)
ネットの闇から子どもを救え!
?有害サイト・ネット犯罪から子どもを守ろう?
ある女子中学生が幸せ一杯の顔をして私に言いました。「今、つきあいよー彼氏がおると。東京の人やけど、将来結婚する約束しとーと。」写メを見せてもらったらいわゆるジャニーズ系、夢中になるもの無理ありません。
中学生がどんな遠距離恋愛するんだろうとフムフム聞いていると、彼とは一度も会った事がないと言います。メールや電話で話しをし、互いに気持ちが盛り上がったようです。きっかけは出会い系サイト。
それを聞いた私はストレートに言ってしまいました。「でも、やり取りしてる人がこの写真の本人かどうかわからんやん。悪い人やったらどうすると?」すると彼女は「そんな事ありえん!」と自信満々の様子。
子どもは疑う事をしません、何でも鵜呑みにします。なりすましなんてネット上に吐いて捨てるほど横行しているというのに。
子どもの間で流行っているサイトには、必ずと言っていいほど子どもになりすました大人の書き込みがあります。あからさまに業者が「おいしいバイト紹介するよ」と誘っている事もあります。
反応してきた子には「裸の写真を送るだけで3万円。ルックス次第では5万以上。秘密は絶対守るし、みんなやってるよ」と、同じような年齢の子のヌード写真を見せ説得します。
しかし、それだけで終わるはずはなく、お金を送るからと名前や住所等の個人情報を聞き出され「言うことを聞かなかったら写真をバラまくぞ」と脅され、売春を強要される事件に発展します。
裸の写真でなくとも今は写真の合成なんて簡単にできてしまう時代です。顔写真を悪用されインターネット上のどこかで公開されていたら…おぞましい話です。
つい先頃出会い系サイト規制法案が改正されました。出会い系サイトに係る児童の被害は依然として深刻なのです。警察庁によると、平成19年度出会い系サイトに関係して警察が容疑者を逮捕、書類送検するなどした事件は1753件。
被害者のほとんどは18歳未満で、その中には小学生女児も含まれています。
性犯罪は被害者が申告しにくく、表面化していない事案も多くあるだろう事を考えると、冷たく悲しい涙を流している子どもはこの数字の何倍もいるでしょう。
性を売り物にする子ども達。私達世代には理解できない事ばかりです。「うちの子は大丈夫」「この辺の子ども達はのんびりしているから」…よく聞かれる言葉です。しかし子ども達の価値観はあきらかに変わってきています。
お父さん達が「俺たちが子どもの頃は刺激的な(?)雑誌さえ、手に入れるのにどれだけ苦労した事か。今はインターネットがあるから、小さい頃から見たくないものまで見てしまう。」とため息まじりに本音をもらします。
子どもが喜びそうなゲームサイトやアイドル情報サイトにも、無神経にアダルトサイトのバナーが乱立し、クリック1つで有害サイトへ通じてしまいます。
アダルトサイトを見た事があると正直に話してくれた中学生がいました。「好奇心でクリックしたけど、見たら…汚いと思った。」可哀相な話しです。これから人を好きになり恋愛をし、互いの性の違いを理解し合った上で人格を尊重し合う。そんなことの妨げにならなければいいのですが。
アダルトサイトによくある架空請求に苦しむ子もいます。好奇心のおもむくままクリックして行くと突然「登録完了しました。○日以内に登録料として○万円を下記の口座に振り込んでください。」の文字が現れます。
「不明な点があれば×××-××××へご連絡ください。退会の手続きもこちらへ。」と続きます。
この時点で業者に個人情報を把握される事はないのですが、払わないと自宅に督促状を送るとか電話をすると書いてあるので、詐欺と知らない子はあせって業者に連絡をしてしまい個人情報を握られるのです。
叱られるという気持ちが先に立ち親に相談できず、一人で悩んでいたという子の話しをよく耳にします。親でなくとも、上手にアドバイスできる大人が回りにいたならば、小さな胸を痛めずに済んだ事なのに。
有害サイトはフィルタリングソフトを使えばある程度ブロックできます。その話は次号で。
井島信枝〈Ijima Nobue〉
◆子どもねっと会議所 代表
◆2007年6月に立ち上げて以来、子どもを持つ親を始め、子育て支援中の方・教育関係者の方々に対してインターネットの安全な環境作りに必要なことをセミナーなどを通して啓蒙している。
セミナー・イベントの企画。
◆HP http://kodomo-net.com/


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