
ネットの闇から子どもを救え!
~有害サイト・ネット犯罪から子どもを守ろう~
※本記事は、福岡の求人情報誌「あぱぱ」にて掲載しているものです。
学校裏サイトという新語が私達大人の間でも浸透してきましたが、実際に学校裏サイトを見た事がありますか?
我が子の学校に裏サイトがあるのか、どんな書き込みがされているのか知りたくて検索をかけても普通は出てきません。だから裏サイトなのです。
検索にひっかからないのは理由があります。
子どもの間には特殊な文字文化があります。(※図1参照)だから単純に学校名等で検索してもヒットしないのです。

※図1
子ども達は大人の目をくらます方法をよく知っています。そして裏サイトのありかをメールや赤外線通信、口伝えで広めて行く。知らぬは大人ばかりの世界です。
ネット上の書きこみは、大人でもほとんどの場合ハンドルネームというあだ名のようなものを使います。匿名で書くというのは個人情報を守る為であるはずなのに、子ども達は「匿名だから何でもあり」だと勘違いしてしまいます。
最初は他愛のない語り場であっても、誰かが「△△ってヤツ、きもくない?」と口火を切れば、坂道を転げるように誹謗中傷の場と化してしまいます。攻撃された子は相手が誰かわからないだけに、ダメージは相当なものです。
学校に行ってもクラス全員が自分に悪意を持っているように感じ、不登校になった子もいます。
子ども達はなぜこんなに暴走するのでしょうか。実際に友達を攻撃する書き込みをした小学生グループと話しをした事があります。
「最初は仲の良い友達と始めた掲示板だったけど、途中から誰かが自分のハンドルネームを使ってなりすまし、変な書き込みをするようになった。
悪口を書かれたから仕返しをした。最後は友達が信じられなくなり怖くなった。」と言っていました。普段はスポーツが好きな明るい子達ばかりです。
文字だけのコミュニケーションは大人でも難しいのです。顔の表情や声の抑揚という判断材料なく相手に真意を伝える為には、より気を使い、より相手を思いやって持って書かなければいけません。
その事を子どもに十分教えぬままインターネットを使わせた結果が今の状況です。
子どもがネットで書き込みをしている状況を考えてみてください。目の前にあるのは友達の顔ではありません、PCや携帯のモニターです。書き込みは簡単、送信ボタン1つ押すだけ。
こんな事を書いたら友達が悲しい思いをするだろうと想像する時間がそこにないのです。
でも、子どもだけがネットの使い方を間違っているのでしょうか。匿名を隠れ蓑にし、無責任な書き込みをする大人はたくさんいます。子どもは大人のする事を見ています。
今、私達大人の姿勢を問われているのです。ネットは使い方を誤れば凶器になるのです。私たちは佐世保の小6女児同級生殺害という悲しい事件を忘れてはいけません。
また、子どものネット社会で爆発的に流行しているのがプロフ(プロフィールサイト)です。
ハンドルネーム、 性別、 誕生日、 星座、 血液型等、あらかじめ設定されている数十項目にわたる質問に答える形式で自己紹介をするサイトです。無防備に顔写真を掲載する子がたくさんいます。悲しいことに自分のヌード写真を公開している子もいます。
子どもはサイトを教えた友達にしか見られていない錯覚に陥りますが、パスワードをかけない限り不特定多数の人間から見られています。悪い輩がたくさんいて、援助交際を持ちかけてきたり、犯罪に誘引される危険性をはらんでいるのです。
このプロフのページにも、ほとんどの場合掲示板機能があり、閲覧者がコメントを残していく事ができます。ということは、プロフは出会い系にも裏サイトにもなり得る可能性があると言う事です。
井島信枝〈Ijima Nobue〉
◆子どもねっと会議所 代表
◆2007年6月に立ち上げて以来、子どもを持つ親を始め、子育て支援中の方・教育関係者の方々に対してインターネットの安全な環境作りに必要なことをセミナーなどを通して啓蒙している。
セミナー・イベントの企画。
◆HP http://kodomo-net.com/
(投稿日 : 2008/6/10(火) 14:56 −.)
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