
中村 雅和(Nakamura Masakazu)
いのしし社会保険労務士事務所所長。公務員として法律実務20年の実績を引っ提げ、社労士・ファイナンシャルプランナーとして独立開業。就業規則、企業のメンタルヘルス対策のスペシャリスト。(投稿日 : 2009/3/9(月) 11:00 中村 雅和.)
いのしし社労士と闘うあぱ子さん
あぱ子の会社では、年に1回、専門の講師を招いて「接遇」の研修が行われます。社会人としてあいさつ一つ、名刺交換一つまともにできないようでは、会社の姿勢が問われる!という社長の考えです。
今日はあぱ子が属する総務課の研修日。講師の先生が
「今日は丸1日使って、接遇の研修を行います。皆さんの大事なお仕事の時間を1日も使って行う研修ですから、会社が接遇をどれだけ重視しているか、ご理解いただけると思います。」
まずあいさつ。体を曲げる角度の違いで、相手に与える印象がこんなに違うんだなぁと再認識。言葉についても尊敬語と謙譲語、正しい日本語って難しいなぁとつくづく思うあぱ子でした。
ニセの電話を使って、お互いが演技をしながらシミュレーション。お客さまからの苦情の電話、上司や同僚に取り次ぐ時の言葉遣いの違い。いろいろと学んだ1日でした。
「さて、みなさん」と講師の先生。
「今日は1日お疲れ様でした。最後に、接遇で一番大事なことって何だと思いますか?」
先生と目が合ったあぱ子。あわてながら
「丁寧な言葉遣いですか?」
「それももちろん大事です。」
「うーん、朝や帰りには必ずあいさつをするとか?」
「まあ、当たり前かな」と笑う先生。
「一番大事なことはですね」と先生は続けます。
「相手のことを思い遣る心です。」はっとするあぱ子。
相手に不快な思いをさせない、自分と話して、楽しい!よかった!と思っていただける。それには形よりも心が大事なのです。けれども心がいくら相手を大事に思っていても、それを形にして表す技術がなければ、相手は喜んでくださらない。楽しんでくださらない。
「今日は一日、この研修であいさつの時の体の角度や言葉遣い、名刺交換の方法などについて学びました。」
心を形に表すため、接遇という「技術」を身に付けることが必要なのです。
「おつかれさまでした!」
丸一日使った研修。最後の先生の話に、あぱ子は感動してしまったのでした。


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