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日本の河川を代表する淡水魚の鮎。六月に漁が解禁し、ちょうど今の時期は市場に出回っています。鮎は「土用鮎」といわれる土用の頃が最も成熟して香りが高く美味しくなります。
鮎の美味しさはやはり香りの良さにあります。天然の鮎は川底の石についたコケを食べて成長し、スイカのような香りがするため別名「香魚」ともいわれています。
天然の鮎の内臓は美味しく、ビタミン類やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも多く含んでいます。遊離アミノ酸が多くうま味があり、良質なたんぱく質で栄養価も高く、頭から尾まで残すところがないといわれているほどです。ぜひ丸ごと食べて栄養補給していただきたいものです。
養殖物の鮎は天然物に比べると腹がぽったりとして全体に丸みを帯びています。養殖物は飼料で育てるので脂肪が多く、鮎独特の香りの良さも欠け、味も脂っこくなるのです。
しかし、天然物よりビタミンEが豊富で、ビタミンEは老化の原因になる活性酸素を抑える働きや血液の流れをよくして、肩こりや冷え性を改善する作用があり、またカルシウムもビタミンDも多く、歯や骨を丈夫にします。
ビタミンB1が豊富な鮎は、夏バテ予防にも効果があり、良質なたんぱく質とビタミンB1が新陳代謝を高め、疲労を回復してくれるのです。
鮎の料理ですが、やはり塩焼きでしょう。内臓を抜かずに串を打ち、化粧塩(尾ヒレに塩をたっぷりとつける)をして焼いた鮎は、タデ酢(タデの葉を刻んで二杯酢に混ぜたもの)と共に食べるのが一番といわれているほどです。
他にも甘露煮、鮎寿司なども人気がありますね。また、日本三大珍味と称される「うるか」は鮎の内臓を塩漬けにしたものです。酒の肴として食されますが、滋養強壮に良いといわれます。
鮎はこの季節にうれしい、栄養素が豊富な川魚です。見るだけでも夏を感じさせてくれる鮎をぜひ食卓で楽しんでみてはいかがでしょうか。
※土用↓立春・立夏・立秋・立冬の各前18日間を言います。
(投稿日 : 2008/6/23(月) 17:04 −.)
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