
日野光里〈Hino Hikari〉
◆子供が2歳のときにパートを始めて6年勤めた後にマンガやゲームのシナリオライターとして独立し、現在は専業主夫家庭の大黒柱。
◆著作/ソフトバンククリエイティブ社刊「ホームズ・ツインズ!」九天社「マチともの語り」など。
◆新作ゲームはケータイアプリ「ヒルズの恋人」、【モット恋愛主義】にて配信の「レスQ」
◆産業カウンセラー、THP心理相談員、キャリアコンサルタント資格を有し、働き方の講演なども行う。
再就職への道
最初の再就職で子供が熱ばかり出して、とても真っ当に勤められないと思った後の再々就職。
その時いくつか留意した点の中で、余力を残して働くというのがありました。失敗した就職先では最初からフルタイムでの勤務。それも月曜から土曜までみっちり!
それがどういう事かというと、それに合わせた仕事量が待っているということです。
つまり、
「休んだ分の挽回をする余裕がない」
ということ。
その経験があったので、再々就職先を選ぶ時には10時から4時の仕事時間にして、土曜も休みのところにしました。本当は保育園まで30分も歩けばつけるところだったので、5時半まで働けたのですが、それは予備時間と考えたわけです。
案の定、勤め出すと子供は病気で幾日か休みます。けれど、その休んだ分を一週間単位で見てみれば、残業して取り戻せました。朝早めに出てくることでも補えますし、土曜に休日出勤することでも補えます。
もちろん、これは職種にもよると思います。店番など、その日のその時間帯に絶対に出ていかないと意味がないという職種ではうまくいきません。
けれど、多少処理時間が遅れても、トータルで見て間に合う内容の仕事なら、少し残業をしてやりくりすれば誰にも迷惑をかけずにすむ職種もあるものです。
休みを取る時に権利としてはあっても、やはり休むことによってまわりに迷惑をかけることがとても気持ちの負担になるということはあるでしょう。それを見越して職種を選ぶということも、自分の気持ちを楽にする方法なのではないでしょうか?
もちろん、ずっとそうやって休んだ分を取り戻すことを考えて職種を選ぶというのをやらなくてもいいです。ただ、子供がよく病気をする時期くらいはそれを考慮して仕事選びをするというのが長く働くひとつの方法だと、私は経験で思っています。
この最初からぎちぎちに予定を組まないというのは、実は今の仕事にも継続していえます。子供も育って丈夫になったので、手はかからなくなりました。
が、やっぱり何があるかわからないという心積りではいます。ですから今でも全力の8割以上の仕事はいれないように調整しています。それによって納期を守れることにもなりますし、危機管理能力の本当に基本のキだと思うからです。
子供がまだ病気をよくしていた時代の私の気持ちは
「今できることはやっておかないと、明日はどうなるかわからない。明日どころか今、保育園から呼び出しが来たらどうしよう」
というものでした。
でも、そのおかげで仕事は早くなったし、常に今仕事が断絶されたらと考えるので、後処理のことを考えて仕事ができるようになりました。仕事の組み立てや優先順位は徹底的にこの時代に鍛えられたといえます。
この時の経験がなければ、現在のフリーランスの仕事ももっと生ぬるいものになったと思うのです。よく病気をする子供という存在が、結果的には私の仕事能力を格段にあげてくれたんだと今はとても感謝しています。
(投稿日 : 2008/6/23(月) 16:59 日野光里.)
<< Vol.3 出会い系・アダルトサイトの闇 Vol.14 季節の食材について >>

「
Vol.15 全力を出さない危機管理 」の関連性が高い記事
vol.35望まれる再就職先
vol.34不景気と資格
vol.33不景気はチャンス
vol.32 役員活動と再就職
vol.31ステップアップのための準備
お気軽にコメントをお寄せ下さい。