
日野光里〈Hino Hikari〉
◆子供が2歳のときにパートを始めて6年勤めた後にマンガやゲームのシナリオライターとして独立し、現在は専業主夫家庭の大黒柱。
◆著作/ソフトバンククリエイティブ社刊「ホームズ・ツインズ!」九天社「マチともの語り」など。
◆新作ゲームはケータイアプリ「ヒルズの恋人」、【モット恋愛主義】にて配信の「レスQ」
◆産業カウンセラー、THP心理相談員、キャリアコンサルタント資格を有し、働き方の講演なども行う。
再就職への道
プロフのところにも書いてますが、私は現在シナリオライターとして活動しています。が、最初からシナリオをやっていたわけではなくて、普通にコピーを書いたり記事・コラムを書く仕事もしていたわけです。
ただ、書く仕事の中でも特にお話を書く仕事がしたいというゆるぎない目標はあったので、そこに向かって常に舵取りをしてました。
「ん? 今やってる仕事は本当に私のやりたい仕事だろうか?」
もしくは、
「今やっている仕事は私が目指す方向から離れていかないだろうか?」
という自問自答はいまだに機会あるごとにしています。
数ある仕事の中からどこの実績を積み上げていくかはとても大切です。私はハッキリとお話を書く仕事がしたいという指針があったので、そこに向かってブレずに進んでいくことができました。仕事を取る上でも、ゆくゆくはそこにつながる仕事をねらって取っていったわけです。
これは何もフリーランスで仕事を受注するという姿勢に限ってのことではありません。どんな職業であっても、「なりたい」と思えるものを目指すことは重要。
いきなり直球で「なりたい」そのものに行かなくてもいいのです。その周辺産業に目を向けることができれば、もっと違ったチャンスが見えてきます。
たとえば、私は現在いくつかのケータイコンテンツでゲームシナリオを制作しています。が、そのずっと以前からコンテンツの記事やコラムを制作していました。けれど、いずれケータイコンテンツを制作する会社がゲームを制作するという見通しはあったわけです。
そのうち、そういう話になった時に「私、お話書けます」といえるように準備は整えておこうと思っていました。そしてそれは実現します。
すでにおつき合いをしてきた会社ですから信頼関係もできていますし、まったくの新規で受けるよりは受注を取りやすかったわけです。同じ過程でケータイの小説連載のお仕事もいただいたことがあります。
最初から「お話を書きたい」ではなくて、ほかのことでの実績を積んで、やりたいお仕事への道しろを作ることで念願を実現できた例。
それはパートをする時にもいえます。特にいくつかの資格の中には実務経験何年以上というものがあるのをご存知ですか?
もちろん、ただパートをするだけでもキャリアにはなります。しかし、もっと踏み込んで実務経験の勘定に入れてもらえる内容かどうかを見ることも、仕事を探す上での大切な切り口になると思います。
同じ時間労働するのであれば、一番力として残る、つまりキャリアになる方法を模索するのもあり。そこまで考えて仕事選びをすると、後々に付加価値のついた仕事をもっと選べるようになってくるはずです。
その仕事の先に何を見据えているのか?
それを今一度、ご自身に問いかけてみてください。
もしかしたその仕事の分野は数年で衰退するものかもしれない。
もしかしたら、その分野には○○という新技術が投入されるかもしれない。ならば今からその技術を学んでおこう、という気持ちになるかもしれません。
ただ目の前の仕事をこなすのではなくて、先のある仕事かどうかを考えることができれば、収入という面では明るい兆しが出てくると思います。
(投稿日 : 2008/4/14(月) 14:02 日野光里.)
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