
日野光里〈Hino Hikari〉
◆子供が2歳のときにパートを始めて6年勤めた後にマンガやゲームのシナリオライターとして独立し、現在は専業主夫家庭の大黒柱。
◆著作/ソフトバンククリエイティブ社刊「ホームズ・ツインズ!」九天社「マチともの語り」など。
◆新作ゲームはケータイアプリ「ヒルズの恋人」、【モット恋愛主義】にて配信の「レスQ」
◆産業カウンセラー、THP心理相談員、キャリアコンサルタント資格を有し、働き方の講演なども行う。
再就職への道
結婚してパート勤務になった時と、子供を育てながらのパート勤務とで大きく考え方が変わったもののひとつに、通勤時間の捉え方があります。
出産前、通勤時間は時給のうちと思っていました。ですから、天神で働いていたんです。求人も多いし、時給も高いし、それになにより、天神までの交通費がタダになるというメリットがありました。私が住んでいるところからは天神までが結構遠いんですよ。お金もかかります。けれど、その代金が浮くというのは家計的に助かります。
天神でしか買えないものって多いんですよね。特に私の場合は本を買い込む人ですので、天神勤務の時は毎日大型書店に寄って帰れていました。ところが、今ではたまに出て行った時に、がっつりと1万円以上をまとめ買いします。そうしないと、家の近くの本屋では売ってないんですよね。
そして時間もそうです。うちからは天神まで1時間ほど要します。人によっては、その間も働く時間に当てたほうがいいと思う人もいるでしょう。けれど、私にとっては電車という個室の中で本を読める、貴重な時間だったわけです。通勤時間は、お金をもらえる1時間の読書タイムと思っていました。
ところが、子育て中となるとこの考え方ができなくなります。最初の頃に書いたように、移動自体が子供の負担になりますし、何より子供を伴っての通勤は読書タイムになどはなりません。むしろ、まわりに迷惑をかけないようにしなければならない、汗汗タイム。
それで、結局は歩いていけるところを選択したんですけどね。公共交通機関の時間に左右されないという意味では、小回りがきいてよかったです。
同じパートでも、子供がいるのといないのとでは、通勤時間ひとつとっても180度違うものになるのだと実感しました。
今はもう小学生ですから、もしも外勤するとしたら、やっぱり天神まで出て行ける仕事を選ぶかもしれません。
これも、私が大の本好きで、どうしても天神まで行きたいタイプだからという面もあるでしょう。それに天神勤務ってバーゲンの時にも便利でしたよ。毎日、ショップを覗いては、どれが安くなるかのチェックもできましたから。
人それぞれ、趣味嗜好によって、勤務先をどこにするか、どれくらいの通勤時間にするかを、熟考する必要があると思います。通勤時間にすることがない人には長い通勤時間は苦痛になりますしね。
ちなみに私は通勤手段にもこだわりがあって、雨が降ると遅れることが多い路線のバスは避け、電車も殺人的に混むラッシュ時間は避けることにしています。
(投稿日 : 2008/10/6(月) 10:32 日野光里.)
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