
日野光里〈Hino Hikari〉
◆子供が2歳のときにパートを始めて6年勤めた後にマンガやゲームのシナリオライターとして独立し、現在は専業主夫家庭の大黒柱。
◆著作/ソフトバンククリエイティブ社刊「ホームズ・ツインズ!」九天社「マチともの語り」など。
◆新作ゲームはケータイアプリ「ヒルズの恋人」、【モット恋愛主義】にて配信の「レスQ」
◆産業カウンセラー、THP心理相談員、キャリアコンサルタント資格を有し、働き方の講演なども行う。
再就職への道
小学1年生ショックというのがあります。妊娠出産が女性の働き方を一番変えるものだと、一般的には思われているかもしれません。けれど、隠れた大変革は小学1年生にくるのです。特に社員でずっと働いていた人がぶつかる壁のひとつ。
なぜなら、保育園までは働く保護者のために作られたもの。ところが、小学校というのはそんなことが関係ない場所なのですよ。行事はバンバン入ってきます。
正社員として働いていた知人は保育園時代に先輩から
「働けるのも保育園のうちよ~」
と、おどされていました。それで、彼女は小学生になったら自営しようと保育園時代に準備を始めていたのです。それくらい、小学校にあがるということは、いろいろと考え方を変えなくてはいけません。それは私も本当に実感しました。
実際に私は6年勤めたパート先が移転で辞めねばならず、次はどうするかってときには、
「子どもが小学生だから、外勤では働き続けられない」
という結論にたどりついたくらいですから。
なによりも難関となったのが、夏休みという長期休み。
今は学童保育も制度が変わっていますが、私が通わせていたころは長期休みは4時で終わりだったんですよ。すると学校が近いので、4時10分くらいには帰り着く。これではパートで働いていても子どもの帰宅に間に合いません。
それに学童保育施設がプレハブでクーラーがないので、
「毎年鼻血を出す子が何人か出るくらいです」
といわれたのもあって、ウチは最初の夏休みはずっと実家に行ってもらってました。
プラス、そのときにはもう学童保育は満杯で
「1年生を優先したいので短時間労働保護者の2年生はなるべく預けるのをやめてね」
というお達しも出てました。
もろもろあわせて、結局、私も知人と同じように娘小2のときにフリーランスの道を歩み出すようになりました。
ただ、職種によっては夏休みが同じようにとれるものがあります。学校関係などです。再就職のときに候補に入っていた大学事務局への就職も、長期休みがとれるといわれたのが大きな魅力だったりしました。また職種によっては、長期休みは学生の短期バイトが増えるので、最初から休める条件をとりつけられるところもあるでしょう。最初からダメだと思わずに、問い合わせてみるといいと思います。派遣会社などの何ヶ月ずつかの短期労働でも、うまく夏休みをはずしてもらうことができるはず。
選択肢のひとつとして、学童保育が充実している地域へと引っ越すということもありだと思います。もちろん、引越しとなると大変ですが、学童保育システムによってどうしても働けないのであれば、思い切って行動してみると道が開けるでしょう。
夏休みをどう乗り切るか。それは再就職をするときには、とっても重要な懸案事項です。
(投稿日 : 2008/9/1(月) 11:50 日野光里.)
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